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香典返しにもらったもの

私が働きだしたころは、まだ不幸があるとお香典を持参し、お参りをするというのがごく一般的でした。お香典を辞退しますという習慣が出来始めたのはここ数年のことですが、これはこれで理にかなったやり方かなとも思っています。香典返しにかかる手間と時間、労力は、大掛かりなお葬式であればかなりのものに、質素なお葬式であっても、それなりに必要になってくるからです。それに、お香典をするとしても、その相手は同僚の家族、それもおじいさん、おばあさんといった人が多かったものですから、その額はせいぜい3000円程度といったところでした。その場合、お返しにいただくものはたいていタオルかハンカチでした。もらった瞬間、軽くて薄い箱なので、あ、ハンカチかタオルだなと思いましたし、自宅に帰ってあけてみるとたいていそのどちらかで、すぐにたんすの肥やしになりました。最近はこうしたこともめったになくなり、そういえばそんな習慣もあったなあと思いだすほどです。