婚約指輪の約八割はダイヤモンドで占められています。何人にも征服できないもの−ギリシヤ人たちはそれをアマダスと呼び、これがダイヤモンドの名の由来となっています。また、ギリシヤ人たちは、ダイヤモンドが地上に落下した星のかけらであると信じていました。そして、硬く、他の何ものにも傷つけることのできないダイヤモンドの神秘的な輝きをいつまでも変わらぬ愛の象徴としていたのです。ラウンド・ブリリアント・カットのダイヤモンドの一つ石、立爪、プラチナ台のリングは婚約指輪の正統派。このシンプルなデザインがダイヤモンドの石の美しさを最も引き出すからです。1886年にティファニーの創立者チャールズ・ティファニーが考案した六爪式のセッティングとして有名。一般的にティファニー・セッティングといわれています。ただし本当のティファニー・セッティングは、もちろんティファニーでしか買えません。また、58面のブリリアント・カットは光を最も効果的に反射して石を輝かせるカットで、ダイヤモンドでは一番多いカットです。これにあきたらずに、少し個性的な他のカットを選ぶ人も増えてきました。ダイヤモンドの主なカットは、ラウンド・ブリリアント・カットのほか次の五つです。楕円形のオーバルは、ラウンド・ブリリアントの変形です。同じカラットの石でも大きくみえます。長くて両端がとがったマーキーズ。ハート型のロマンティックな形のハート・シェイプ。長方形のエメラルド・カット。涙型のペアーシェイプ。同じダイヤモンドでもカットでだいぶ表情が違います。ラウンド・ブリリアント・カットだけでなく、他のカットのおもしろさや美しさをこの機会に見てみるのもよいでしょう。