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旅館に泊るかホテルに泊るか

式や披露宴よりもハネムーンに大きな期待をそんな新郎新婦が多くなっています。しかし、新婚旅行はレジャー旅行とはちがうことを十分に認識する必要があります。観光よりも二人だけの思い出をつくる旅なのですからハードースケジュールは避け、場所の移動に時間をかけずにくつろぎの時間を十分にとり、旅行先の周辺をゆっくりと観光するようにプランを立てるのが理想的です。旅館、乗り物など予約の可能なものは必ず予約しておくこと。現地へ直接申込むよりも交通公社など信用のある旅行業者に申込んでおくほうが安全です。宿泊先を旅館にするか、ホテルかは、それぞれの好みによります。完全なプライバシーを保てる点ではホテル、なれた生活環境でのんびりとくつろげるという点では旅館がすぐれています。ホテルなら、なるべく大きな部屋をとらないと出張旅行のようになりがちですが、食事の点では豪華なディナーや、外へ出て土地の珍味を味わうことができます。しかし、ゆったりとした湯槽につかつてから畳の座敷にすわって差し向かいで一献。という気分は和風の旅館でなくては味わえません。宿泊料金も比較検討して、どちらか気に入ったほうをきめるか、ホテルと旅館と交互に泊るのもよい方法でしょう。ハネムーンは空の旅で新婚旅行は一年前からも飛行機を予約できます。グアム、ハワイからアメリカ、ヨーロッパまでも行く大型のハネムーンも最近はふえてきました。日本交通公社や日航のジャンボ、日通のルック、ハニーなど空のセット旅行もありますが、費用が交通、宿泊料金で、他に食費、お小づかい、おみやげ代が相当かかることを考慮に入れねばなりません。新幹線が延びて九州への旅もらくになりましたし、北海道もセット旅行のプランがいくつかできています。鉄道を中心とした新婚旅行には「ことぶき周遊券」があって、きめられた周遊地を二ヵ所以上旅行する場合は、運賃がすべて一割引となり、これに特急券、座席指定券、旅館のクーポン券が組み込まれているのでたいへん便利です。しかし、これらセット旅行は便利、安全である反面、出発駅でも、旅行先でも、帰途も新婚同士がかちあって、とても二人きりの旅を楽しむという気分になりにくいのが欠点です。ローカル線の鈍行に揺られて、気に入った土地に泊まり、素朴な山間の町、ひなびた海岸の小さな町を時間に追いかけられずにのんびりと気ままな旅をするのも忘れがたい新婚旅行の思い出をつくるのではないでしょうか。