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この子はだめと親が思えばダメになる

たまに悪ふざけする子がいますね。その子にうるさいと叱ったらよけい面白がってやります。あるお子さんのケースですが、先生が何か言っても、ヤアダヨーとちっとも言うことを聞かない。授業参観のたびに恥ずかしいとお母さんが嘆くものですから、最初のうちはその子だけ先に参観授業をやって、みんなより早く帰していたほどです。なぜこの子がいい子になったかというと、この子は絶対いい子だと信じてあげたんです。悪ふざけをしたり、お友達の髪を引っ張ったりするけれど、本当はいい子なんだと。そういう子どもの場合、親としてはどういうふうにしたらいいか途方に暮れると思うんですが、子どもというのは、親が思っている通りに育つ、そう考えたらどうでしょうか。この子はうるさくて困った、乱暴で困ったと親がそう思ったらその通りになってしまうものです。そうじゃなく、この子は、いいものをいっぱいもっているんだ、親だからそれを見つけてあげると考えてあげたらいいと思います。とにかく子どもの場合は叱っても何も解決しません。むろん、絶対に叱るなということではなくケースバイケースですが、基本的にはあまり叱らないほうがいいと思いますね。だから、両親面接のときに、子どもを叱るときはどんなときですかと聞かれたら、「言い聞かすようにしています」と答えてくださいとお願いしています。「叱る」ではなく「言い聞かす」です。子どもというのは神様からお預かりしている、そう考えれば、かっとなって我を忘れて叱るということはなくなると思います。