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医療従事者の倫理綱領

民族、宗教、人種を越えて病気の人に尽くすことは、ずっと以前から、医療従事者の倫理綱領の一部である。国際赤十字が、国際連盟や国際連合より先に誕生しているのは不思議なことではない。医師も看護師も、仕事に従事しているときは、自分達それぞれの精神的価値観を患者に受け入れさせようとはしない。医療従事者は“聖人”にも“罪人”にも同じように仕えるという原則を守ることを誓っているのである。それ以上に、彼らはたとえば嘘を非難するよりも嘘をひき起こした原因の究明のほうに関心を向け批判することを拒む。多くの国において、医療関係者は聖職者に与えられているのと同じ法的免責を受けており、それによって彼らは患者の秘密を知りえ、またいわゆる犯罪を知ってもそれを報告せずに社会が罪人とよぶ人々の助けをすることができる。

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