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需給のズレ

分別収集のように新しい「集め方」を取り入れる場合でも、自治体がその気になれば比較的短期間にそれが実現できないわけではないのに対し、集められたものを「いかに使うか」をめぐっては、生産や消費の仕組みをリサイクル型に切り替えていく問題につながっているだけに、それ相当の時間を要する。もしそうだとすれば、再生資源の市場での需給をめぐる問題は、リサイクルの輪を築くうえでの、前半部分と後半部分との間に生じる時間上のズレの問題としてとらえるべきものであり、それゆえにこうしたズレをもってリサイクルの絶対的な限界とか、乗り越えることの困難な壁とみなすべきものでないことは確かである。そして、このズレは、市場の作用に委ね過ぎることなく適切な公共政策を講ずれば、必ずや対応が可能なものであり、それゆえに、いま問われているのは、できるだけ早くこうした公共政策を推進していくための国民的な合意を形成していくことにある。